都民共済(4,000円)と全労済、COOP共済の比較(2018年度)
都民共済(都道府県民共済の東京都版)と全労済、COOP共済の大人の共済について、主な保障内容と割戻率を比較しました。
入院した場合と死亡した場合の保障を中心に、掛金が4,000円(全労済は3,600円)のパーケージ商品を比較しました。
JA共済は、パッケージ型の小口商品を販売していないことと年齢により掛金が変動することから、比較の対象から除外しています。
都民共済 | 全労済 | COOP共済 | ||
名称 | 総合保障4型 | 総合2倍 | たすけあい ベーシックコースR4000 |
|
掛金月額 | 4,000円 | 3,600円 | 4,000円 | |
入院保障 | 交通事故 | 10,000円 | 10,000円 | 7,000円 |
ケガ | 10,000円 | 6,000円 | 7,000円 | |
病気 | 9,000円 | 3,500円 | 7,000円 | |
保障開始 | 入院初日 | 入院5日目 | 入院初日 | |
保障日数 | 病気:124日 その他:184日 |
180日 | 184日 | |
手術保障 | ー | ー | 5・10・20万 | |
死亡保障 | 交通事故 | 2,000万 | 2,400万 | 600万 |
事故 | 1,600万 | 1,600万 | 600万 | |
病気 | 800万 | 800万 | 400万 | |
割戻 | 割戻金 | 18,758円 | 7,200円 | 8,640円 |
割戻率 | 39.08% | 16.6% | 18.0% | |
正味掛金* | 2,437円 | 3,000円 | 3,280円 |
*正味掛金=(掛金年額-割戻金)÷12
都民共済の特徴
- 病気で入院した場合の共済金(9,000円)が、全労済やCOOP共済と比べて1番多い
- 病気で死亡した場合の共済金(800万円)が、全労済と並んで1番多い
- 掛金の割戻率が1番高く、掛金の割戻を加味した正味掛金は1番安い
- 病気で入院した場合の保障日数が124日と全労済やCOOP共済より短い
全労済の特徴
- 病気で死亡した場合の共済金(800万円)が都民共済と並んで1番多い
- 病気で入院した場合の共済金(3,500円)が、都民共済やCOOP共済と比べて1番少ない
- 5日以上入院しないと共済金が支払われない
COOP共済の特徴
- 手術を受けた場合の保障がある
- 病気で死亡した場合の共済金(400万円)が、1番少ない
結論
保障内容を比較する際のポイントは、病気で入院したり死亡した場合の保障内容になります。
なぜなら、事故に比べて病気で入院や死亡する確率の方がはるかに高いからです。
そして、病気で入院や死亡した場合の保障内容と、掛金の割戻率を加味した正味掛金を総合的に考慮すると、都民共済が最も充実していると思います。
なお、都民共済は病気で入院した場合の保障日数が124日と全労済やCOOP共済に比べて短いですが、病気による平均入院日数からすると124日あれば十分だと思います。